第2号|令和8年 立秋号
海辺を、ひとつの旅にする

2026年8月7日発行

第2号|令和8年 立秋号 紙面イメージ

8月1日の夕方、こどもの国駅で、切符の買い方に困っている2人の若者に出会いました。英国から岡崎へ研究に来ている22歳の2人で、Googleマップで駅から一番近い海を選んで泳いだのだといいます。2人が泳いだ海から歩いて行けるところに、好きな店が何軒もある。それを伝えられたのは、たまたま同じ電車に乗ったからでした。

足りないのは、観光資源ではないと思います。店も、海も、駅も、道も、歴史も、もうある。ないのは、それを人の時間に並べ直したものではないか。今号では、東幡豆から西幡豆・寺部、吉良へと続く海辺を、発行人がふだん過ごしている順番で書きました。

特集の軸は、冬です。夏の夕日は太陽の沈む角度が違うので、海には落ちません。冬になると、まっすぐ海に落ちる。海水浴の参加人口は40年で9割近く減ったと報じられていますが、減ったのは「海水浴」であって「海辺で過ごす時間」ではないはずです。海水浴は夏の1日で終わりますが、海辺で過ごす時間は季節をまたいで続いていきます。

P3では、幡豆に来たら寄ってほしい4軒の店を紹介しています。subaco umi、うおかつ、KISAKU、そば爺。そのうえで、市民に試せることを3つ挙げました。「次の一か所」を渡す小さな紙をつくること。海辺の案内係をAIでつくること。そして市と観光協会に、駅と海岸にQRを貼らせてもらうことと、冬の幡豆をいまより多めに応援してほしいということ。

この新聞は、意見を揃えるためではなく、考えを持ち寄るためにあります。

ご意見・ご感想はこちらから → 読者フォーム

西尾ミライ川柳の投稿はこちらから → 川柳フォーム